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一般的に、住まいで使用される洗剤には、界面活性剤、アルカリ剤、酸剤、キレート剤、漂白剤、溶剤、研磨材などが含まれています。汚れを落とすプロセスはその成分によって違い、汚れの種類や材質によってこの成分を使い分けます。各成分が汚れを落とすプロセスは次のとおりです。
洗浄剤とは、洗浄の主作用がアルカリ剤、酸剤、および酸化剤のように界面活性剤以外の化学的な作用により汚れを落とすものをいいます。このうち、他の液剤とまぜることにより、有害な塩素ガスを発生させるものは、容器正面に『まぜるな危険』の文言を表示し、区別しています。
『まぜるな危険』は、次亜塩素酸塩を主成分とした塩素系洗浄剤や酸性洗浄剤の一部の洗浄剤に表示されています。塩素系洗浄剤にはカビ取り用洗浄剤、排水パイプ用洗浄剤、トイレ用洗浄剤などがあり、これらや塩素系漂白剤は、酸性タイプと表示のある洗浄剤(一部のトイレ用洗浄剤など)や食酢、アルコールなどとまぜると有害な塩素ガスが出て危険です。絶対に、まぜたり、一緒に使ったりしないでください。 ⇒さらに詳しくは、こちらの「洗浄剤を正しく安全に使うために」をごらんください。
『まぜるな危険』表示の必要がない洗浄剤としては、アルカリ剤を主成分にしたもの、酸剤を主成分にしたもの*、酸素系酸化剤を主成分にしたものおよびこれらを組み合わせたものなどがあります。汚れの除去を補助する目的で界面活性剤、溶剤、キレート剤などが添加される場合もあります。 代表的な洗浄剤としてはアルカリ剤を主成分とした換気扇用洗浄剤、酸を主成分としたトイレ用洗浄剤、酸素系酸化剤を主成分とした風呂釜用洗浄剤・排水パイプ用洗浄剤などがあります。 これらの商品は他の洗剤などと併用しても有害な塩素ガスは発生しませんが、洗浄効果が低下したり、思わぬ事故につながる危険性がありますので、まぜたり、一緒に使ったりしないでください。
* 酸を主成分とした洗浄剤 「酸性」と表示のある洗浄剤には、酸の種類や配合量などにより塩素系洗浄剤と併用しても有害な塩素ガスが発生しないタイプの商品もあります。必ず、『まぜるな危険』表示の有無を確認してからご使用ください。
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