日本家庭用洗浄剤工業会(家洗工)

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[まぜるな危険]塩素系表示製品を希釈して用いる際の「注意事項」

新型コロナウィルス対策への希釈液の作り方

厚生労働省のQ&A経済産業省のWebページにも記載されていますが、テーブル、ドアノブなどに付着したウイルス対策には、0.05%以上の次亜塩素酸ナトリウムが有効とされています。

例えば、6%の次亜塩素酸ナトリウムを含む製品の場合には、水1Lに10mLの製品を混ぜることで有効とされる濃度0.05%を超える0.06%の希釈液を作ることができます。ただし、次亜塩素酸ナトリウムの濃度は、製品により異なります。
また、通常、主成分である次亜塩素酸ナトリウムは、常温で保管されていてもゆっくりと分解し、濃度が低下していきます。特に、直射日光のあたる場所や高温での保管では分解が進むことが、一般的に知られています。

したがって、お手元の塩素系漂白剤等に含まれている次亜塩素酸ナトリウムも、製造したときから様々な保管条件を経て分解している可能性があり、濃度を特定することができません。
必要な次亜塩素酸ナトリウム濃度の希釈液の作り方もメーカーにより推奨されている方法がありますので、各社ホームページなどで目安などを確認したうえで慎重にお取り扱いください。

以下のページをご参照ください。

注意事項

人体への使用はおやめください。

  • 希釈した液でも、人体(手指・目・誤って飲むことも含む)への使用は危険ですので、おやめください。
    皮膚を傷めたり肌が荒れたりすることや、目に入った場合には失明などのおそれがあります。
  • 市販のスプレーボトルへの移し替え、噴霧して使用することはおやめください。
    液を吸い込むことがあり、せき込んだり、呼吸器に異常をきたしたりするおそれがあります。

希釈液の保存はおやめください。

  • 希釈した液は作成してできるだけ速やかに使い切りましょう。
  • 希釈することや光に当たることで分解しやすくなります。保存はしないで必要な分だけ作るようにしましょう。

他の製品と混ぜることはおやめください。

  • [まぜるな危険]酸性タイプ表示製品と混ざると危険な塩素ガスが発生する場合があります。
    他の製品と混ざらないように注意しましょう。