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Q&A


* 塩素系洗浄剤の

*1.商品について

*2.使い方について

*3.注意事項について

*4.応急処置について


* 安全図記号について

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1.商品について
Q1-1 酸性タイプと表示のある製品とまぜると有害な塩素ガスが出るとききましたが本当ですか?
A1-1

塩素系洗浄剤は主成分(次亜塩素酸ナトリウム)を安定させるためにアルカリ性にしています。通常の単独使用では問題ありませんが、酸性タイプと表示のある製品がまざると、塩素ガスが発生するので危険です。

Q1-2 カビ取り用洗浄剤など、塩素系スプレー製品は体に悪い影響がありますか?
A1-2

塩素系洗浄剤は特有な臭いがあり、そのニオイに過敏な方もおられますので、体調がすぐれない方や、心臓病・呼吸器疾患の方は使わないようにしてください。

Q1-3 手につくと、どうしてぬるぬるになるのですか?
A1-3

塩素系洗浄剤は、強アルカリ性です。強アルカリは、たんぱく質を分解する働きがあるため、たんぱく質である皮膚につくと皮膚表面に一時的にぬるつきが感じられるようになります。直ちに水で良く洗い流してください。

Q1-4 「まぜるな危険」とは具体的にどういう意味ですか?
A1-4

次亜塩素酸塩は酸と反応して塩素ガスが発生します。塩素ガスは人体には大変有害であり、このようなことを絶対に避けなければなりません。そこで塩素系洗浄剤と酸性タイプと表示のある洗浄剤には、使用者が明確にわかるように『まぜるな危険』の表示をすることが家庭用品品質表示法で定められました。

Q1-5 購入してからの製品の有効期間はどのくらいですか?
A1-5

塩素系洗浄剤は水酸化ナトリウムで液性をアルカリにして安定化をしていますが、それでもわずかずつですが分解し、効果が低下してきます。購入後は直射日光を避け、高温にならないところに保管し、早めに使い切ることをおすすめします。

Q1-6 なぜ、カビ取り用洗浄剤には塩素系が多いのですか?
A1-6

やっかいなカビには、塩素系が最も効果が高いからです。それは、カビの細胞とカビがつくる色素を分解する優れた作用があるからです。

Q1-7 台所用や衣料用の塩素系漂白剤とカビ取り用洗浄剤の違いはどんなところですか?
A1-7

カビ取り用洗浄剤の次亜塩素酸塩の濃度は、塩素系漂白剤(ボトルに入った希釈して使用するタイプ)に比べ、低く抑えられていますし、スプレータイプは、飛散しにくい処方となっています。絶対にボトルタイプの漂白剤を、カビ取り用洗浄剤などのスプレーボトルに入れて使わないようにしてください。

2.使い方について
Q2-1 作業するときの身支度について最低どの程度すべきですか?
A2-1 スプレー製品は、使用中誤って目にはいったり、皮膚についたり、ミストを吸い込んだりしないように、保護用のメガネ、ゴム製等の手袋、マスクをする等の準備をしてから始めてください。マスクをする場合は、水で濡らした後かたく絞って使うとより効果があります。保護用のメガネにカビ取り用洗浄剤が付くとレンズ等のコーティングがはがれることがあります。ボトル製品もゴム手袋の着用を忘れずに。
Q2-2 効率よく換気するには、どうしたらよいのですか?
A2-2 効率的な換気をするには空気の流れをつくることです。窓とドアを開く、窓と換気扇を使う等、空気の出入り口を同時に2ヶ所以上確保することで効率よく換気ができます。
Q2-3 カビ取り用洗浄剤:カビ退治のポイントは何ですか?
A2-3 カビは一旦生え出すとどんどん繁殖し、また素材に根を張るようにしっかり付着し、落ちにくくなってきます。ポイントの第1は生え難くするため湿度をコントロールすること。水気を残さず、乾燥や風通しをよくしてください。ポイントの第2はカビが生えたら、早めにお手入れすること。コーキングやパッキンに深く入り込んだカビは落とすことが難しくなります。
Q2-4 排水パイプ用洗浄剤:排水パイプのつまりを改善するポイントは?
A2-4 使用量の目安を守ること、放置時間を守ること、そして最後に、充分な量の水を流すことです。洗い桶などに溜めた水を一気に流すと効果的です。
Q2-5 トイレ用洗浄剤:浄化槽を傷めることはないのですか?
A2-5 使用量の目安を守ってご使用いただければ、単独浄化槽でも合併式浄化槽でも、浄化槽や槽内の微生物に影響を与える心配はありません。
Q2-6 トイレ用洗浄剤:トイレタンク内部の掃除に使えますか?
A2-6 トイレ用洗浄剤を直接トイレタンク内部に使用すると、タンク内部の器具を傷め、止水不良などの不具合や水漏れの被害が発生する場合がありますので、洗浄剤をタンク内部の掃除に直接使用することは避けてください。
3.注意事項について
Q3-1 なぜ、獣毛のハケ、ブラシは使えないのですか?
A3-1 動物の毛はタンパク質で出来ています。塩素系洗浄剤が接触すると、分解してわずかですが塩素ガスが発生することがあるので、液をハケで広げたり、ブラシでこするなどの使い方はしないでください。
Q3-2 アルコールとまざるとどうしていけないのですか?
A3-2 家庭用品品質表示法の塩素ガス発生試験で塩素系のガスが発生することが確認されています。
Q3-3 どうして保管は直射日光や高温を避けるのですか?
A3-3 次亜塩素酸塩は水酸化ナトリウムで安定化させていますが、それでもわずかずつですが分解してきます。分解は温度が高くなるほど速くなるからです。
Q3-4 どうして別の容器に詰め替えたり、専用ハンドスプレー以外のものを使ってはいけないのですか?
A3-4 塩素系洗浄剤は反応性が高いため、他の製品とまざったり、手や衣服に付く危険を避けるために、別の容器に移し替えないよう表示で注意を喚起しています。また、カビ取り用洗浄剤のスプレーは、それぞれの製品の内容液にあわせ、飛び散りを抑えた設計となっていますので、必ず専用のスプレーをお使いください。
4.応急処置について
Q4-1 誤飲の場合、どうして牛乳を飲むのですか?
A4-1 塩素系洗浄剤を誤って飲んでしまった場合、すぐに水または牛乳を飲ませます。水は胃の中で次亜塩素酸塩を希釈し作用を抑制します。牛乳は希釈効果の他に、胃の内壁を牛乳のタンパク質で覆い、作用を防御します。そのような応急処置をした後、医師に相談してください。
Q4-2 万一の時、どうして製品を持参して医師へ行くのですか?
A4-2 医師は具体的な製品があったほうが適切な処置がとりやすくなります。製品には主な成分、応急処置が記載されており、医師が処置するための有力な情報となります。メーカーに問い合わせする際にも連絡先を記載していますので迅速な対応につながります。
Q4-3 目に入ったら失明するのですか?
A4-3 塩素系洗浄剤は酸化反応性、アルカリ性が高く、身体に対しても作用の強いものです。目に入った場合はこすらずすぐに流水で15分以上洗い流し、痛みや異常がなくても直後に必ず眼科医に受診してください。そのままにしておくと失明につながる可能性があります。

安全図記号について
Q1-1 『安全図記号』ってなに?
A1-1

新しい『安全図記号』は、洗剤や洗浄剤などの製品を使用するうえで大切な注意事項や使用方法に関する情報を、わかりやすく伝えるための図記号で、製品に表示されます。
禁止を示す図記号と、指示を表す図記号があります。

Q1-2 なぜ新しくなったの?
A1-2

これまでの「注意絵表示」は、洗浄剤・漂白剤等安全対策協議会(安対協)が、1980年代に通商産業省(当時)、厚生省(当時)のご指導の下、関係団体と共に業界統一表示として開発したものです。以来約30年間、洗浄剤、漂白剤、カビ取り剤などの製品を主として使用してきましたが、社会の変化に合わせ、製品表示の内容が誰にでもわかりやすいように見直しました。
今回の改訂には、日本石鹸洗剤工業会の協力を得て開発しました「安全図記号」を導入し、2018年以降、製品に順次適用していきます。
「注意絵表示」は「安全図記号」に替わりますが、正しく安全にご使用いただきたいという基本的な姿勢は変わりません。

Q1-3 どこにあるの?
A1-3

『安全図記号』は、必要に応じ、製品に表示されます。表示箇所は製品によって異なりますが、見やすい位置に表示されます。
製品には、『安全図記号』以外にも、正しく安全に使用していただくための注意事項や使用方法が書かれています。必ず使用前に確認するようにしましょう。

Q1-4 どんな種類があるの?
A1-4

やってはいけません [禁止]

安全図記号1子供に注意
子供は周囲のものをなんでも手に取り、口に入れてしまうことがあります。また、手に取った際に目に入ったり皮膚についたりすると、思わぬ事故を引き起こす可能性があります。
子供の手の届かないところに保管してください。

安全図記号2目に注意
使用方法や取り扱い方により、誤って製品が目に入ってしまうと、重大な事故を引き起こす可能性があります。製品が目に入らないように注意して使用してください。

安全図記号3飲むな危険
飲み物や食べ物と間違えて飲食してしまうと、食道や胃の粘膜を傷つけたり、気管に入って窒息したりする可能性があります。飲み物や食べ物と違う場所に保管するなどの注意が必要です。

安全図記号6他の容器に移し替えない
異なる容器に入れたたために誤使用を引き起こしたり、容器が腐食したりして事故を引き起こしたり、緊急時に必要な情報がわからないなどの不都合を招くことがあります。
指定外の容器に移し替えないでください。

安全図記号5安全図記号4酸性タイプと併用不可
塩素系と併用不可
塩素系の漂白剤・洗浄剤と酸性タイプの洗浄剤が混ざると、有害な塩素ガスが発生し、とても危険です。これらの製品は同時に使用しないでください。

必ずこうしてください [指示]

安全図記号7手袋着用
使用する場合には、保護手袋で手を保護してください。ゴム製などの洗剤類のしみこまない炊事用手袋をお勧めします。

安全図記号8マスク・手袋着用
使用する場合には、必ずマスクと保護手袋の両方を着用してください。

安全図記号11使用後は手を水でよく洗う
使用後には、手を水で洗い、洗浄剤等が手に残らないようにしてください。

安全図記号9目に入った時は流水でよく洗う
誤って目に入った場合は、すぐに水で十分洗い流してください。その後、直ちに医師の診断を受けることをお勧めします。

安全図記号10必ず換気
使用中は必ず換気してください。換気をしないと気分が悪くなることがあります。

安全図記号12専用スプレー
スプレー製品の付け替え製品を使用する場合は、必ずその製品専用のハンドスプレー(トリガー)を使用してください。
異なる製品のハンドスプレーを使用すると、使用中に製品が飛び散ったり、漏れたりすることがあります。

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